■精神的な症状が出るケース

前ページに続き、こちらでは主に育児ストレスで生じるメンタル的な症状を解説します。


【マタニティ・ブルー】

子育てより前の妊娠段階で出てくることが多く、ホルモンバランスが崩れて精神的に不安定になってしまう症状です。うつに似た気分になることもありますが、出産からしばらくすると自然に治ります。

病気ではないので積極的に治療はしませんが、まわりに自分の気持ちを話したり相談をすると、気分を落ち着けることができます。


【育児ノイローゼ】

専門用語では「神経症」と呼び、ノイローゼは正式な用語ではありません。だから医師やカウンセラーによってノイローゼのとらえ方も違って、マタニティ・ブルーと同じ意味で使う人もいます。

一般的な育児ノイローゼは子育てのストレスが溜まることで、やる気が低下したり家事の失敗が多くなったりする症状が出てきます。うつ病に似ていますが、ノイローゼの方が症状が軽く、うつと違って「ああ、いまの私はストレスが溜まってるなぁ」と自覚しやすいのも特徴です。

しかし症状が重くないからといって放っておくと悪化し、子供の虐待など最悪のケースにつながる危険があります。うつ病と同様に相談・カウンセリングなどの対処が必要になります。


【空の巣症候群】

わりと年配の女性に多く見られ、子供が育って自立していった後に生き甲斐を失ってしまう状態です。うつに似た症状が出ますが、あくまで症候群なので正式な病気ではありません。

ノイローゼと同じく、適切にカウンセリングを受ければ改善することが多いですが、人によってはうつ病につながることもあるので要注意です。



Copyright (C) 2008 child-safety-alerts.com All Rights Reserved.