■カウンセラーに資格は必要!?

子育ての悩みを聞いてもらううちに、やがて「自分も誰かの悩みを聞いて解決に導くカウンセラーになりたい!」と思うようになっていくことは少なくないでしょう。私自身も職業カウンセラーというわけではありませんが、やっぱり現在ではお世話になってきた育児サロンで新米ママさんの相談を聞いてあげる立場になっています。少しでも自分の経験が役に立てれば、以前お世話になった恩返しができれば……と思うことは、ごく自然な気持ちです。

さて、その聞き役のスペシャリストとしては「カウンセラー」がありますが、いったいどうすればカウンセラーになることができるのでしょうか?

別のページでも書いたとおり、カウンセラー単体の国家資格は今のところ日本に存在していません。国家資格の「精神保健福祉士」がそれに近いものではありますが、カウンセラー業務と直接関わるとは限らず、それ以外の民間資格をもった人が通常はカウンセラーとして働いています。

数ある関連資格のなかでは文部科学省認定の「臨床心理士」がもっともメジャーで、活躍するフィールドも多岐にわたります。その反面、受験資格がかなり厳しく、試験の合格も狭き門となっています。

それ以外にメジャーな資格としては

・認定心理士
・精神対話士
・社会福祉士
・交流分析士
・応用心理士
・認定カウンセラー(日本カウンセリング学会)

などがあります。資格の取り方はさまざまですが、たいていは指定されたカリキュラムで研修を受けなければいけません。こうした世間的にも認められた資格を持っていれば、それだけカウンセラーとして働けるチャンスは増えるでしょう。


■カウンセラーとして働くための方法

カウンセラーに必須の資格はありませんし、どこかの資格を持っているからといって協会に加盟する義務はありません。必ずカウンセリングの仕事に就けるとも限りません。とりあえず極端にいえば、誰でも今日から「カウンセラー」と名乗ることは出来てしまうのです。

しかし普通は、どこかに所属してクライエントの悩みに向き合い、悩み解決のサポートをしてこそ自分がカウンセラーだと思うことができるでしょう。

そのために選択肢はいくつかありますが、もし独立開業したい人でも、先に何年かは臨床現場での経験は積んでおいたほうがいいでしょう。

もしあなたがカウンセラーの団体や心理学専攻の大学にいた場合、そこからのツテで研修先・就職先を紹介してもらえる見込みはあります。自治体で募集をかけていることもありますが、その場合は採用試験にパスする必要があります。

民間のカウンセラーなら、資格を持っていなくてもアシスタント的な業務から経験を積ませてくれるところもあります。インターネットで「カウンセラー」「募集」の単語で検索してみれば候補はいくつも見付かるでしょう。ただしカウンセラー候補といいながら実質は事務の仕事しか与えられないケースもあるので、採用条件はしっかりチェックして下さい。法外な登録料を取るところ(ネット系が多い)にも要注意です!

そうして経験を積んでいけば、資格だけに頼らず独立開業も夢ではありません。または経験を積んで、あえてボランティアの立場を貫くのも良いでしょう。

私は現在、資格を持つことなく育児サロンなどの場所で広くお母さんたちの悩みを聞いて相談に乗っていますが、これもある種「カウンセラーの仕事」と考えています。プロのカウンセラーになるにも年齢制限はいっさいありませんので、いつからでもスタートはできます。まずはあなた自身が満足できる形で「誰からの悩みを聞けるようになること」を目指すのが大切なのです。



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